長年にわたり、自動車に関わるさまざまな仕事と関わっております。現在は自動車(主にチューニング関連)ライター・コラムニスト兼、エンジン制御製品を販売する日本総代理店のマネージャーです。
マンガや映画に登場する魅力的なガジェットの多くは、夢は膨らませてくれるものの、現実には手に入れることができない物ばかり。巨大ロボットのプラモデルは作れても、本当に操縦できる巨大ロボットを製作するのは困難です。見た目は真似できても中身は作れないのが現実なのです。
インターセプターも同じで、自動車という現実的なガジェットでありながら、見た目はともかく、実際に中身を製作するのは非常に困難。公開から38年経った今でも実現できていない「SFメカ」なのです。誰かが作るかも知れないと、待ってる間に38年も経ちました。
僕はこれまで、インターセプター(…というか、主にスーパーチャージャーのオン/オフ機構に関わる部分)は実現可能なのか、さまざまな企業のエンジニアと情報交換を繰り返してきました。
エンジニアの中でも、特に劇場版の直撃世代の方達の多くは、それぞれのスキルを踏まえて、仕事抜きで真剣に可能性を考察してくれました。
それらの情報を精査した上で「かなり難しい」という結論に到達しています。
つまり、「かなり難しい」かもしれないが「不可能」ではないのです。
実際、世界中に多くのインターセプターレプリカが存在するものの、その多くはダミーのスーパーチャージャーを搭載していたり、オン/オフ機構が無い物ばかりです。僕が求める“リアル インターセプター”は、まだ確認できていません。
劇中の「近未来」は、いつまで経っても、何年経っても近未来。
このままでは、追いつくことができないSFのままです。
誰も作らないなら僕が作りたい。
僕1人では不可能でも、高いスキルを持つ仲間を巻き込めば実現できそう。
こうして「死ぬまでに乗ってみたいクルマ」の実現に、残りの人生(の余暇)を賭けようと決心しました。
トップページをはじめ完成車の画像は、僕の尊敬する先達者の「師匠」と、僕をはじめ多くの日本人に夢と希望を与えてくださった、那須PSガレージ様の御許可を頂いて使用させて頂きました。