MADMAX2(The Road Warrior)

スーパーチャージャーがウェイアンド(ワイアンド?)製から、SBCクラガー製に変更されました。テンショナーが無く、リアカバーがアルミ板からクラガーのロゴ入りになっています。 プーリーも初代とは形状が異なります。
取り付けの高さも以前より高くなっています。ボンネットフードに少しプーリーが隠れていた初代と比較して、完全に露出しています。

これがSBCクラガー製スーパーチャージャー。
初代のウェイアンド製と見比べると一目瞭然ですが、フロントカバーはウェイアンドよりもシンプルになった反面、アルミ板だったリアカバーは見栄えが良くなった…かな?

スーパーチャージャー上のスロットルは、スコット製「のような自作のニセモノ」に変更されました。これは意図的な演出なのか、すでに入手困難だったためなのかは判りません。特徴は、上部の吸入口の面積が、あきらかに拡大されています。後ろから見た画像では、スロットルシャフトが無く、ただの銀色の箱です。
初代とは異なり、助手席側に何かホースのような物があり、エンジンルームまで伸びています。燃料配管かスロットルワイヤー的な物を演出しているのだと思います。

サイド出しマフラーは、先端がファンネル形状の物から、ただのパイプ状になりました。2枚目の画像から、フェンダーのダクトに届くくらい長くなったことが判ります。

車内のスーパーチャージャースイッチは、シフトレバーの前(1速・3速)側から、後(2速・4速)側に取り付け位置が変更されました。注目はスイッチ基部が黒いこと。初代は銀色だったため、違うスイッチに変更されていることが判ります。また、初代は銀色のネック部分でシフトレバーと固定されていましたが、こちらは本体部分で固定されています。

この他、フロア下ににナイフを隠していたり、点火コイルを流用した自爆用の発火装置が取り付けられています。
この発火装置は、点火コイルと電圧チェッカーの接点が組み合わさったような物で、装置のスイッチを切らずに燃料タンクのキャップを開けると、接点部分にスパークが発生。導火線に火が付き、燃料タンクを爆発させます。
怒りのデスロードでリアに搭載したタンクが1個でしたが、もしかすると片方だけ修復できた?

パート1以降、砂漠を旅するために仕様変更を繰り返してきたインターセプター。…と、思っていましたが、スーパーチャージャーやマフラー、赤いスイッチなど、よく見るとまったく異なるパーツであることから、初代と同じ個体ではない可能性も考えられるなあ。などと、ぼんやりと想像していましたが、「細かいところなどチェックするな、同じなんだよ」という事だそうです。こういう部分は大陸的ですよね。
こちらはレプリカを作ろうって日本人なので、「神が細部に宿る」日本的な視点でチェックしてしまいますが、そういうことをしたらダメなのでしょう(笑)

最期はクラッシュ、転倒の末、ガソリン満載の状態で自爆します。
物語の前半、どこに行っても砂漠しかない世界で、満タンのガソリンを手に入れるため「だけ」の理由で、マックスは行動します。ガソリンがどれだけ貴重なのか、とても理解できるストーリーです。
後半は、インターセプターを破壊された復讐。愛車を失った恨み、痛いほど共感できます。。