いよいよオートサロン開幕。
初日のプレスデーからインターセプターの周囲は黒山の人集り! 常に人垣が絶えないほどの人気となりました。国内で製作したこと、そこそここだわっていること、完全公認であることなど、たくさんの方に激励を頂きました。
そして、ありがたいことに、たくさんのメディアが撮影をしてくれました。その中で最も驚いたのが、「d.365」様の記事です。
https://www.digimonostation.jp/0000127636/
東京オートサロンは、膨大な数の自動車が展示されるため、各メディア共に、多数のライターが分担して取材します。分担していても、1人あたりが担当する台数は多く、1台1台に密着する余裕はありません。
そんな中、「d.365」様の取材ページ文末には、以下の言葉があったのです。
このマシンの詳しいスペックや製作の背景は、Webサイト「THE REAL INTERCEPTOR」で詳細に綴られている。その熱意と情報量にはただただ圧倒されるばかりだ。
この「d.365」様の記事は、かなりの人が閲覧したようで、この記事から飛んでこのサイトに辿り着いた方が多数おられたようです。そして、サイトに辿り着いた人の多くが、僕のインターセプターを見るためだけに、土日の開催に合わせて、わざわざ日本各地から東京オートサロンに来場してくれたのです。
ネットの力に驚かされたのはもちろんですが、インターセプターが展示されているという理由だけで、休日を返上して地方から東京オートサロンまで足を運ぶ人が大勢いるという事実。
これは、僕と同じか、それ以上にMAD MAXとインターセプターが好きな人が大勢居ることの証明であり、会場で声を掛けてくれたたくさんの方達と「頑張れば手に入る」「夢は実現する」を共有することができました。
こんなに嬉しいことはありません。
その他にも、さまざまなメディアの方が取材してくれましたが、追い切れないため、気が付いた物だけリンクさせて頂きます。
モーターファン
https://motor-fan.jp/autosalon/detail/10002486
オートックワン
http://autoc-one.jp/ford/special-5001199/
Yahooニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180116-00010007-autoconen-bus_all
ミッドナイトガレージパフォーマンス(2:10あたり)
https://www.youtube.com/watch?v=FtcPSOacjco&sns=fb
ちなみに、サイドマフラーがボディ下でどうなっているんだろう…と、フロア下を覗き込む人が少ないことが意外でした。僕なら真っ先にチェックしただろうから(笑)
DIY Labo様の記事中に、そのあたりの画像があります。
http://www.diylabo.jp/column/column-434.html
1日目、2日目が終了した時点で、やはりピカピカ状態での展示にモヤモヤ感。当初の予定通り、汚しを入れることにしました。
まず最初に「赤い何か」をリアフェンダーにドバッと掛けてみたところ、フェンダーが赤くなるだけで、まったく雰囲気が出ませんでした。そこで、「茶色い何か」を調色なしでドバッとやったところ、「会場のライト下の目視」では、予想外に良い味が出てくれたので、最終日はこのまま展示することにしました。
ハロゲン色ではない、クールな青白光のヘッドライトも、開催中ずっと違和感を感じていました。この時点でハロゲン色のLEDは入手が難しいため、断念しようとしたところで、LEDバルブの箱の中に「3000kに色温度を下げるフィルム」が同梱されていることを思い出しました。3000kといえば電球色なのですが、試しに使ったところ、残念ながら真っ黄色(笑) 最終日の3日目は、ガッツリと汚しを入れた状態+黄色いライトという、謎の状態での展示となりました。
3日間通して、助手席のゲストに気が付いてくれた人が少なかったことが残念。大人しく隠れキャラに徹してくれてありがとう。
インターセプターは憧れであって、実際に手に入れるのは難しい。
僕のインターセプターを見た人が、スーパーチャージャーやサイドマフラー、ルーフスポイラーというガジェットを、国産車のチューニングに落とし込む形でカスタムしてくれれば面白いなあ。という期待もあるのですが、さてさてどうなるでしょうか。
ちなみに、東京オートサロンで一番多かった質問は、、、
「いくらですか?」
「いくらかかるんですか?」
それは、ベース車の値段の差、どのレベルまで仕上げたいか、すべて自分でやるのか、プロに依頼するのかで、大きく変わってきます。
とりあえずナンバーが付いて普通に走りそうなファルコンクーペは、2018年1月現在、最低でも600万以上が相場(先日、現地でXAファルコンGTが2000万円で即SOLD OUTになりました)。いくら高くても40年経過した年代物なので、日本で「最低限乗れるようにする」ためには、ゴム類、燃料関係は全交換、ブレーキやレリーズなどのオーバーホール、油脂類の配管変更なども場合によっては必要になります。高い買い物なので、車輌火災を未然に防ぐ意味でも、電気配線の引き直しを最初にやっておくことをお勧めします。
これらの作業に加え、日本への輸送や日本でのナンバー登録に掛かる費用も必要です。
いま、オーストラリアでは「XBファルコン買います10万ドル」のような広告が各地で見受けられます。そんな中、極上車の掘り出し物が安価で売買されるはずがありません。くれぐれも「ネットで見て安いのに綺麗だったから」と飛びつかないでください。あわてずシッカリと細部まで確認しなければ、本当に無駄な出費になってしまいます。
インターセプター化するには、ここから追加で費用が掛かることになります。ここから先に掛かる金額は、「あれもやりたいこれもやりたい」「あれもこれも本物がいい」「忠実度が高い方がいい」という希望に比して高くなります。
ちなみに、エンジンも内装も無い解体車に、エアロを付けて黒く塗っただけの不動車。これを自分で努力して日本に持ち込むと、たぶん300~350万くらいでしょうか。飾るだけの状態でも、これくらいの費用が必要です。